防球ネット計測・新種目競技場建設     

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技術情報 テニスコート Tennis court

テニスは常に人気の高いスポーツであり、公共社会体育施設やテニスクラブと して多くのコートが作られてきました。

コートの種類としてはクレイ系、全天候型、砂入り人工芝があり、それぞれにボールの弾み方や足の“すべり”などの特徴があります。

転倒などに対して安全性が高く、自然土の弾力により快適なプレーができる「クレイ系コート」はプレーヤーからの人気が高いのですが、春先の 補修や冬期の凍上など季節や天候による影響を非常に受けやすいコートで、日々の維持管理が必要であり、また降雨直後のプレーが出来ない ということから、管理者側は、降雨直後のプレーが可能で日常の管理が容易な「全天候型コート」に要望が集まる傾向があるようです。

近年では、それぞれの良い部分を網羅した「砂入り人工芝コート」をお薦めしています。

同コートは、降雨後の渇きが速く、短時間でプレーを再開することができるため、広く普及しています。また、すべり感がクレイコートに似ており、 足腰への負担も少ないことからソフトテニス愛好者にも好評な舗装材として多く施工されています。

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! INFO テニスコート

路面の種類は、大きく分けてクレイコート、砂入り人工芝コート、ハードコートと一般的に3種あります。

近年では、管理面が容易なことからクレイコートを砂入り人工芝コートに改 修する傾向が多く見られます。

球速1つをとっても砂入り人工芝は遅く、ハードタイプは速いなどの特徴が あるため、路面種を選定する際には利用者の年齢層、競技レベル、使用頻 度などを見極めて選定することが大切です。照明設備などの附帯施設の有 無に関しても、利用時間の設定により決まります。

テニスはコート面のわずかな硬さや滑りの違いなどでプレーやボールのは ね方に大きく影響が出るスポーツです。

特にクレイコートは、日々の利用や気象条件(降雨による表層軟化、水たま り、乾燥によるクラック、風雨による砂の飛散、流出、霜凍上、雑草など)に よって大きく左右されるため、コンディションを維持するための管理が非常に重要です。

 

! INFO テニスコート/種類別特徴

■ クレイコート;

荒木田土を用いるのが最もポピュラーな仕様で、年代を問わず人気が高い のが特徴です。

しかし、近隣への砂塵の影響があることと、降雨後すぐに使用することが難 しく、メンテナンスに手間と費用がかかることがデメリットとして挙げられま

す。

■ 砂入り人工芝;

人工芝に粒度を調整した硅砂を充填します。 降雨後、すぐに使用することが可能で、近隣への砂塵飛散の心配もありませ ん。

但し、人工芝の下地がアスファルト舗装など硬度が高いため、長時間プレー することによる身体への影響が懸念されます。

■ ハードコート;

樹脂を塗布した舗装やゴムチップ、ウレタン等で厚みをつけた舗装があり ます。

砂入り人工芝と同じく、降雨後すぐに使用することが可能で近隣への砂塵飛 散の心配もないのが特徴ですが、下地がアスファルト舗装など硬度が高い ため、長時間のプレーには身体への影響があります。

 

! INFO “都市部”での推薦工法

路面では、人工芝やハードタイプの全天候型の施工方法を推薦致します。

何より近隣周辺部への砂塵問題の解消につながります。

 

! INFO 工夫施工・例

ある学校で、テニスコートでハンドボールを行いたいというご要望を頂戴致しました。

通常の砂入り人工芝ではクッション性が足りないので、本来ロングパイル人 工芝で使用するゴムチップを充填材の中に混在して施工致しました。

これにより、テニスコートに必要な硬度は維持しつつ、ハンドボールコート としても利用できるクッション性を実現することができました。

 

 INFO 関連情報

従来、砂入り人工芝の基本色はグリーンであり、緑一色または緑の濃淡2色が一般的でしたが、有名メーカーよりブルーの人工芝が発売されました。

 

本来、天然芝に代わる人工芝だけにグリーンであることが当たり前とされていましたが、常識に捉われることなく、夏の猛暑時にも涼しげな印象を与えられ、ボールも見やすいメリットもあるブルー色の対応も可能となりました。ぜひご検討下さい。