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テニスコート |
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路面の種類は、大きく分けてクレイコート、砂入り人工芝コート、ハードコートと一般的に3種あります。
近年では、管理面が容易なことからクレイコートを砂入り人工芝コートに改修する傾向が多く見られます。
球速1つをとっても砂入り人工芝は遅く、ハードタイプは速いなどの特徴があるため、路面種を選定する際には利用者の年齢層、競技レベル、使用頻度などを見極めて選定することが大切です。照明設備などの附帯施設の有無に関しても、利用時間の設定により決まります。
テニスはコート面のわずかな硬さや滑りの違いなどでプレーやボールのはね方に大きく影響が出るスポーツです。
特にクレイコートは、日々の利用や気象条件(降雨による表層軟化、水たまり、乾燥によるクラック、風雨による砂の飛散、流出、霜凍上、雑草など)によって大きく左右されるため、コンディションを維持するための管理が非常に重要です。 |
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テニスコート/種類別特徴 |
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■ クレイコート;
荒木田土を用いるのが最もポピュラーな仕様で、年代を問わず人気が高いのが特徴です。
しかし、近隣への砂塵の影響があることと、降雨後すぐに使用することが難しく、メンテナンスに手間と費用がかかることがデメリットとして挙げられます。
■ 砂入り人工芝;
人工芝に粒度を調整した硅砂を充填します。
降雨後、すぐに使用することが可能で、近隣への砂塵飛散の心配もありません。
但し、人工芝の下地がアスファルト舗装など硬度が高いため、長時間プレーすることによる身体への影響が懸念されます。
■ ハードコート;
樹脂を塗布した舗装やゴムチップ、ウレタン等で厚みをつけた舗装があります。
砂入り人工芝と同じく、降雨後すぐに使用することが可能で近隣への砂塵飛散の心配もないのが特徴ですが、下地がアスファルト舗装など硬度が高いため、長時間のプレーには身体への影響があります。 |
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“都市部”での推薦工法 |
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路面では、人工芝やハードタイプの全天候型の施工方法を推薦致します。
何より近隣周辺部への砂塵問題の解消につながります。 |
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工夫施工・例 |
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ある学校で、テニスコートでハンドボールを行いたいというご要望を頂戴致しました。
通常の砂入り人工芝ではクッション性が足りないので、本来ロングパイル人工芝で使用するゴムチップを充填材の中に混在して施工致しました。
これにより、テニスコートに必要な硬度は維持しつつ、ハンドボールコートとしても利用できるクッション性を実現することができました。 |
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関連情報 |
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従来、砂入り人工芝の基本色はグリーンであり、緑一色または緑の濃淡2色が一般的でしたが、有名メーカーよりブルーの人工芝が発売されました。
本来、天然芝に代わる人工芝だけにグリーンであることが当たり前とされていましたが、常識に捉われることなく、夏の猛暑時にも涼しげな印象を与えられ、ボールも見やすいメリットもあるブルー色の対応も可能となりました。ぜひご検討下さい。 |