Field & Technology 〈技術情報〉

“スラックライン”とは ベルト幅わずか5cmの綱渡り。

2007年にドイツで誕生し、日本上陸は2009年という 新たなスポーツ・ギアです。


現在は、アクロバティックな「技」を競う アスリート・スポーツとして世界中に競技人口が増え続けている過程にあります。

そのトップ・アスリートによる競技レベルへと至る“スラックライン”の“基本”は、シンプルに ただラインの上を渡ること。


どなたでもチャレンジできる簡単な運動行動にもかかわらず、最初から渡り切れる方はほとんどいらっしゃいません。


ところが、この軽度の運動が 脚と体幹のインナーマッスルを効率的に刺激し、その脚/体幹の細かな筋肉に働きかける『効果』がスポーツ医学研究より報告されています。


現在では、プロ・アスリートや各国ナショナル・チームが合理的な「筋」トレーニング・メニューとして こぞって導入したことから世界のマスメディアで採り上げられ、急速に注目を集めています。


さらに 医学ジャンルでも 現代生活習慣病への「予防医学」運動として、そしてリハビリテーション・プログラムとしても積極的に有用され始めています。

“スラックライン”研究 Project Team


弊社では、この“スラックライン”の持つきわめて“効率的”な運動効果に着目し、その整合性を検証しています。


スポーツ医学研究論文などを基に、医学博士やプロ・スポーツトレーナーなど先生諸氏よりご教示を賜り、

単にスポーツ・ギア(競技器具)に止まらない「効果」・「正確な使用法」を現在も研究中です。


“スラックライン”運動の特徴

① 運動強度が比較的軽く、筋肉を傷めることがない

②「筋」トレ・メニューとしては合理的かつ効率的
“スラックライン”による運動効果

① 特に、脚部とそれに連動する体幹部の細かな深層筋肉を刺激する効果

②「 空間重心バランス」の再現~向上
“スラックライン”活用ターゲット

1.児童向けの応用

2.スポーツ・アスリート向けの応用

3.社会人向けの応用
1.児童向けの応用
■ 退行する児童の「運動能力」
文部科学省が実施する「体力・運動能力調査」の集計が発表されると、毎回 ニュースで扱われることから、その結果をご存じの方も多いと思います。

現代に生活する子供達の「体力・運動能力」は、旧来からの測定方法で比較すると 年々、低下傾向にあることが明らかになっています。

■ 参考:文部科学省:平成25年度体力・運動能力調査結果【最新DATA】 ※注1


その遠因は 街の都市化、児童の怪我への考え方など、現代の社会構造に根ざすもの。


年々、子供達にとって、すぐに集まることができる近所の遊び場は減少しています。

それに伴って、“遊び”の形態は 内遊び化した時間が逆転、増加してしまいました。



でも、気軽に外遊びができない時代環境は簡単に変わることはありません。


昔、「遊び」であったことは、スポーツとしての体験しかできないのが現状です。


これからは児童が身体を動かす機会を『保護者・教育者・指導者』が意識的に与えない限り、さらに体力も運動能力も退行していくことは否めません。
◆ 運動音痴の子供はいない
つまずき易い/走り方が不格好/スキップができないなど、海外の研究では『現代に育つ子供達は 自身の身体を無意識に操る その能力が不足している』ことが原因と結論付けられています。


これは日本でも同様のこと。


それは、俗にいう「運動神経」を 適切な時期 =

幼少期に体感すべき「身体バランス」を会得する機会

が減ったことと無縁ではないという指摘もあります。


よく言われる まったくの運動音痴の子供は 本来、いないそうです。

子供を運動嫌いにしない。  実は、運動能力に劣る子供としてしまうのも大人次第。


幼少期に「空間バランス」感覚を養うことはスポーツ以前のすべて、つまりは怪我をしない日常生活においても大切です。

成長過程にある子供達には「運動能力」発育のきっかけ、つまり「運動神経」発達の“機会”は不可欠なのです。
◆ それは 幼少児「体育」
ヒトとして完成する

発育過程で、深層筋肉が発達する“機会”を適正な時期に与えること。




弊社PT(プロジェクトチーム)では、児童が“スラックライン”で遊ぶことで、自然に運動能力の向上と基礎体力増強の手助けになるものと考えます。


ごく限られたその成長時期に 重心・空間バランスが取れるようになること。

それは、重要な「運動能力」開発 のきっかけを経ることです。


例えば、自転車やスノボーに乗る重心バランス/「筋」の使い方は、久しく時間が空いても 身体が忘れることはありません。

バランスを取る役目 の「筋」が その動作を記憶するのです。


やがて子供がどのスポーツを選択するにせよ、その前段階として 大きな筋肉を自在に動かすために必要となる 深層筋肉 = インナーマッスル(※注2)への発育刺激(ゴールデンエイジ理論)は、

児童が持って生まれた 潜在運動能力を引き出す“きっかけ”

となるはずです。
◆ それは 幼少児「教育」
ただの綱渡り。 でも “スラックライン” を最初から渡りきれる児童はいません。

ところが楽しいから、何度でも渡り切れるまでやってみたい。

ここから ひとつの『チャレンジ精神』や 少しずつ『集中力』が培われていく様子が判ります。


大人に比べ、白紙に近い状態の児童だからこそ“空間重心バランス”を体得するまでは早く、活発な子供は小1時間で渡り切るようになります。


そして、それ以上のプログラムを与えるたびに 児童同士が助け合い、同じ行動目標を共有する自立行動が自然発生するのです。

大人がそう仕向けなくとも。


このような子供の思うままの行動から自然に発生する「気付き/対処」の様子は、《教職》に携わっていらっしゃる先生方や園長先生は ごく普通に目の当りにされることだそうです。

児童達が主体性を持って向上心が根付く様子と年齢以上に大人びた自主的な集団行動心理を拝見していると、まさに自ずから学ぶ「教育」に繋がるものと確信致します。



すでにフランス、ドイツ、スウェーデンなどの一部教育施設(保育園・幼稚園/小・中学校)では、“スラックライン” は 授業カリキュラムとして、また「テファリキ」ツールのひとつとして導入・採用されています。
弊社では、児童にとって「空間重心の体得」は 欠かすことのできないものと考えます。
そのひとつの方法として、幼稚園、保育園、小学校での「体育・教育」器具に、
またPTA会などでのゲーム器具として ご活用、ご導入をお薦めしています。
2.アスリート向けの応用
◆ 鍛えた筋肉のウォーミング・アップに
次代の[競泳]日本代表選手として、今 注目されている女子選手も幼少期にこのバランストレーニングを行っていたそうです。


現在、“スラックライン”は、あらゆるスポーツジャンルに渡る、多数のトップアスリートが“体幹”を鍛えるメソッドをトレーニングに採り入れています。


アスリートであれば、ハードな練習や負荷トレなどによって 大きな表層筋 = アウターマッスルは太く大きく発達しますが、小さな随意筋まで数えると約400種に及ぶ、すべての筋力発生バランスのマネジメントは難しいもの。

鍛え抜かれていても、十分に動いていない筋肉 あるいは 動かすべき深層筋はあるのです。


“スラックライン”のトレーニングには、鍛え上げた筋肉をより自在に動かすために必要となる、この無数のインナーマッスルに再度の刺激を与えることで鍛え直し、整える目的があります。

その

インナーマッスル(=深層筋)は、重心/空間バランスを保持するために重要な補助筋肉

であると共に、骨格筋動作の起点となる筋肉であることが判明しています。



このトレーニングによって、以下の機能向上が見込まれます。


1:外力が掛かっても 姿勢をリ・バランスできる 効率的な「筋力」の発揮

2:脚部と関連体幹部、さらに右半身と左半身の「骨格筋」の「連動」速度向上




例えば、サッカーで大切な《 脚 》とは、「蹴り足」ではなく「軸足」であり、軸足がしっかりと《 決まれば 》クロス、シュートの精度が上がることが判明しています。


あるフットサルの女子プレイヤーは、“スラックライン”トレの反復によって、右足でしか打てなかったシュートを左足でも打てるようになりました。


そして、このメソッドを採り入れた 欧州プロ・サッカーで活躍する選手達は、大きな選手とのマッチアップでの当たり負けが減り、全力疾走からの反転やセンタリング時でも姿勢を大きく崩すことが少なくなったそうです。



その選手が持つ、太く鍛えられた脚部筋肉に加え、柔軟性/瞬発反応/筋持久力が「整えられた」からこそ 成せるようになった新たな“技”のベースになったとも言えます。
◆ 簡易な深層筋トレーニング
“スラックライン”トレでは 表層筋をさらに大きくすることはできません。

でも、“脚&体幹”のインナーマッスルへの負荷、再調整には入力以上の効果があります。


前項の児童と同じく、“楽しく”簡易に取り組める合理的なトレーニング・ギアとして、現在、世界のアスリート達がこぞって採用し始めた理由はここにあります。


あらゆるスポーツでは、瞬時に重心を取り直す場面が必ずあります。

例えば、「走る(歩く)」という行動は片足ずつの連続リレーです。

それが全力疾走時やカットインなど急激な方向転換の時には、足は瞬間的に地面から離れ、身体は無意識に中空でバランスを取り、次動作を行っているのです。


さらにそのような状態の中、自身の姿勢の微細なズレや様々な《外力》を受けた時には、上半身を捻ったり傾斜した状態から瞬間で復帰するコントロール能力も必要となります。


そのためには 随意筋「能力」の向上、つまり“筋力”向上による瞬発力と反射速度の向上は、アスリートにとって欠かすことができない「基本運動能力」であることは間違いありません。
アスリート・トレーニングでの応用
“SLACK LINE”導入アスリート&Team
※一部

日本:「ジャンプ」五輪選手/海外「競泳」五輪選手/海外「スノボー」プロ選手/各国五輪チーム;新体操チーム/カヌーチーム/アルペンチーム/体操チーム/バスケットボールチーム etc etc .....


このようなトップ・アスリートレベルでは、鍛え上げられた筋肉を整えることでインナーマッスルの再強化と俊敏性、瞬発性の向上を目的としたプログラムで使用されています。
大塚慶輔(おおつか けいすけ)Profile

■ 経歴:国際武道大学 → 筑波大学大学院
■ 資格:日本サッカー協会公認B級指導者ライセンス/ 日本体育協会公認 アスレティック・トレーナー
実際に“スラックライン”をJリーグでトレーニング・メニューとして導入されている 大塚慶輔 特任フィジカルコーチに伺いました。
大塚コーチ:「確かに体幹も鍛えられます。でもそれ以上にプロ選手が怪我をしないためにも下半身の筋肉の使い方を学ぶことに有効な機材であり、トレーニング・メニューとしてずっと使用しています。」
弊社では、アスリートの方々にとって 脚および動作関連する体幹を鍛えること、
空間重心をよりコントロールできることは
すべてのスポーツにつながるものと考えます。

テクニカル・パートナーシップを結ぶ FC町田ゼルビア、甲子園出場校・野球部などへの導入例をはじめ、
ハードな運動(練習)前の最新ウォーミングアップ・プログラムとして、
幅広い年代のアスリート層へ向けて採用・導入をお薦めしています。
3.社会人向けの応用
◆ 筋肉の自然萎縮
社会人となり、多忙な日々に追われると、全身を使ったスポーツとはつい疎遠になるものです。


壮年期:25~44歳、中年期:45~64歳は、男女ともに社会人として最も脂の乗る年代。

しかし、その一方で ほぼ毎日変わらぬルーティンを続けていた結果、男女を問わず、筋肉負荷の減少と共に「筋肉量」は 壮年期から 徐々に減っています。

認めたくないことですが、人の「筋肉」は年齢を重ねること(老化)によって 自然に萎縮するのです。


文部科学省が実施する「体力・運動能力調査」(※注1)によると、

適度な運動を同年代が行わなかった場合、生活習慣病の増加やストレスに対する抵抗力の低下などを引き起こすことが懸念される...とあります。


しかし、その一方で、筋肉は何歳でも筋力向上できることも判っています。
◆ 軽度の筋肉刺激が生む効果
毎日の基本は、ほぼ繰り返しという方は 決まった筋肉しか使わずに生活しています。


これは、会社勤めの方に限ったことではなく、主婦であれ、外勤であれ、男女関係なく通ずることなのだそうです。


それは ほとんどが 同じ姿勢での決まった動作/行動のはず。

捻った状態での筋力出力は少なく、傾斜姿勢での出力は 社会人になると あまり ありません。

また、かつて運動部で鍛えた方々ほど、筋力の低下は早いというデータがあります。


これは、入院された方も同様で、普段(最低限であっても)筋肉刺激が有る状態から 一旦、離れると 驚く早さで手足が細くなるのです。


余談になりますが、「いやいや、まだ脚は太いままで筋力はあるほうだよ!」

・・・ そうおっしゃる ご父兄のお父様がいらっしゃいました。


でも、運動を継続していない限り、その太さとは 筋肉の隙間が脂肪で埋まっているケースがほとんどなのだそうです。

歳と共に、胴回りに脂肪は増えても自然なこと。

胴回りの太さと脚の太さの根は同じのようです。



その対策として、たまにジムのマシンで汗を流すのもいいでしょう。

適度なジョギングを続けることもいいでしょう。


あるいは2ヶ月の間、エスカレーターに一切乗らず、2段上がりで階段を使うことでも効果は現れます。( ※注;膝を痛める場合がありますのでご無理は禁物です。
“スラックライン”は、基本的には ただ 綱渡りをするだけ。


でもこの軽度の運動が 大きな筋肉始動の起点となる4~5mmの小さな筋肉に刺激を与え、再び 鍛え、整える効果と同時に眠っていたその筋肉が再び代謝を始めます。


また、医学ジャンルに於いても、この「軽度の運動」が生み出す効果について、日々研究が進められています。

その結果、特に 下肢、つまり《 脚 》の始動反応が向上することが検証されました。


「昔に比べて足や膝が弱った。」 - それは、細かなジョイント・マッスルが痩せ、姿勢バランスが無意識のうちにずれている可能性が多く、やがてはそれを補う別の筋肉や関節が悲鳴を上げることになるかも知れません。


でも、“スラックライン”によって、その永年のアンバランスが再バランスされる可能性はあります。


近年では軽負荷/筋力向上とバランス回復姿勢の訓練の効率性が着目され、足・膝のリハビリメニューとしても研究が進み、実際に 病院や老人ホームなどでも 従来のメニューに替わる歩行練習器具として使用され始めています。


弊社には 研究部材として、社内に“スラックライン”が置かれていますが、元アスリートを含む誰もが最初は歩くことさえできませんでした。


最初は、意地になって3~40分はチャレンジしたでしょうか。


そして後日には、脚と腹筋、背筋のほかまさにカラダ奥深くのインナーマッスルが悲鳴を上げたのです。


でもそれは 程良い筋肉痛で永らく使っていなかった筋肉がまた目を覚ました喜びを伴うものでした。


ジム・マシンを使い、大きな筋肉をより太くして、「基礎代謝量」を上げるエクササイズと比べると、“その効果”は大きなものではありません。


程良い「運動」が気軽にできること。


ハードなスポーツから疎遠になったとしても、健康的な日々の生活を送るためには、程良い「運動」を継続的に行い、程良い筋肉刺激が「予防医学」のいち手段として重要です。
弊社では、「予防医学」のための運動器具として、
公共コミュニティ施設や企業健康保険組合など、
多方面に向けた “スラックライン”の活用普及活動を行っております。
※注1;文部科学省:平成25年度体力・運動能力調査結果【 最新DATA】 ⇒こちら


※注2;深層筋肉(=インナーマッスル)は重心/空間バランスを保持するための重要な補助筋肉であると共に、四肢の大きな筋肉動作のスイッチ始点となる筋肉であることが医学的に判明しています。
『スラックラック 300』【対象:初心者】
場所を選ばず安全設置ができる定番キット
■ 分割2ピース機構で 持ち運びや設営も簡単です。【重量】29 kg
■ 30cm高なので 初心者でも安全。 ラチェット締め方式で簡単にセットアップができます。

【製品仕様】
長さ:3m /ライン幅:50 mm/カラー:ブラック(スチール加工)/付属品: RED(赤)ライン 1本、
ラチェット1個

素材: ラック(スチール)、ライン(ポリエステル)

サイズ: 【最長】 300cm【最大幅】40cm【最大高】30cm  ※完成時サイズ

75,600円(税込/送料別)
※そのほかにも、使用目的に応じた商品群がございます。より用途に相応しい「商品」をご案内させていただきます。
弊社は、GIBBON(ドイツ・シュツットガルト)社の厳格な製品安全基準と安全設計に対する企業姿勢を高く評価し、同社製“スラックライン”のみ 唯一の頒布製品として取り扱っております。

長永スポーツ工業(株)は、独・GIBBON社製“スラックライン”の販売代理店です。
弊社・社内PT(Project Team)では、“スラックライン”の合理性、効率性について、多数のスポーツ医学研究論文などを基に検証しています。


①“スラックライン”による「運動効果」理論

② 効果的な使用法



...よくご質問を頂戴する、どこに効くのか? 誰が使っているのか? それぞれの対象年齢、使用法は?? など、ご導入に際してのご不明点、ご不安な点はお伺いさせていただいた上で、


A.「証左資料」の提示

B.安全環境設置・装備のご案内

C.施設環境造作と安全配慮義務(法令)



...その他、留意点を交えて 丁寧にご案内申し上げます。

どうぞお気軽にお声掛け下さい。
『スラックライン体験のご案内』
楽しみながらの『筋力効果』を実際に試してみませんか?

自らの「体重負荷」によるトレーニング効果は、「実体験」が一番の回答です。

“スラックライン”のサンプル機材と共に、導入事例のご紹介なども織り交ぜて、丁寧にご案内させて頂きます。

日程の調整など、弊社までお気軽にお問い合わせ下さい。

※なお、諸条件によりご希望に添えない場合もございますので、その際はご了承下さいますようお願い致します。
お問い合わせ
私達の“想い”
私たち、長永スポーツ工業(株)は、医学畑出身であった創業者の強い想いから「予防医学」の見地に立った「人に優しい」スポーツ施設の建造を行って参りました。

それは今で言う「フィットネス」と同義であり、誰もが健康維持のための「適度」な運動を怪我なくプレイすることができる施設であること。

それは創業以来、動くことのない社業の「要」でもあります。


また、弊社では「児童の運動能力低下」(文部科学省「体力・運動能力調査」)を受け、社業の一環として、社内PT(プロジェクト・チーム)を立ち上げ、主に海外文献を基に、この現代の社会問題を改善するためのプログラムを研究をしています。

特に、幼少期には不可欠な「運動」の重要性と合理的な、そして効率的な「体育」メソッドについて、数年来、広く提議活動を行っております。


エンジニア技術レポート
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